ヘンリー・デイビット・ソローという人が、150年前に実際にたった28ドル12.5セントで家を建てたときのことを元に書かれたお話だそうです。
一人がやっと入れるような小さな小さな家。木を切り、丸太を削り、友だちに手伝ってもらいながら作ります。
友だちは「君の家はちょっと小さいね」とか「くらいね」と言います。
でも、それに返すヘンリーの言葉が素敵です。
「ぼくのいえは ちいさくても もりやいけに つながっているから とってもひろいんだ・・・。」
私たちは家の中だけでなく、地域の中で、自然の中で暮らしている、そんな大切なことを気付かせてくれる作品です。
あとがきに書いてある言葉も素敵です。
ヘンリーさんが書かれた「ウォールデン-森の生活-」という本も合わせて読んでみたいと思います。
うちの子は、「僕も大きくなったらヘンリーさんみたいに自分でうちを建てるからね。ママとパパも手伝ってね。」と言っていました。
息子よ、期待してるよ!