たまたま「テレビ絵本」で見て強烈に覚えていました!
シンプルだけど、とっても深くて親にも子供にも心の栄養になる絵本だと思いました。良い絵本が復刊しました!
3歳の息子は「ほえ〜」という感じでぽかーんとテレビ見ていましたが、見入っているという雰囲気でした。お父さんが木になってしまうというお話に「一体どうなっちゃうんだろう?」って感じでしたでしょうか?
手元に置いて何度も何度も読んであげると成長とともに内容をその時期に応じて感じ取っていけるような絵本だと思います。
少子化に孤育てと言われ、早期教育に熱を入れる今の時代の子育て状況、父母共に口も手もついつい出しすぎてしまうのですが、この絵本を読むと「子育てってこうなんだ!」と曇り空がすかーんと抜けるような感覚を味わいました。
子どもたちの日常生活ではいくつも小さな壁にぶつかることってあります。子どもはすぐに「どーしたらいいの?」「ママやって!」って言って親もすぐに助言したり手助けしたり…でも大きくなって親の手元から少しずつ離れていくと一緒の空間にいない時間も増えてきます。子どもが困っていても助言も手助けもできなくなります。
この絵本を読んで、あ。そうなんだ!必要に応じては目先の手助けも大事だけど、絵本のおとうさんみたいに「きはなんにもいわないの」ってデーンと構えて見守ることが子どもをより安心させ壁を乗り越える勇気を与えることなのかもなぁと思いました。