この絵本に出てくる男の子はいろんな癖があるようですね。知らない間に癖はしてしまっているものですが、その癖をお母さんに指摘された時にする答えにはびっくりです。
お母さんもじっと子供の不思議な返事を聞いてあげているのですが、その表情が面白くて笑ってしまいました。何だか冷めているような、何だかまたそんな馬鹿げた事を言っている、というような表情がとても印象的でした。
色々と癖を指摘して治すようにと言っていたお母さんも、ちゃっかり子供に癖を見破られていましたね。癖って分からないようでも意外と人には見られているんですね。
お母さんの返事にも大笑いしました。メニューを髪の毛で選ぶ??不思議なお母さんですね。
でも、最後のページでは癖はお互い有っても、子供の好きなメニューを作ってあげようとしている優しいお母さんがいて、何だかホッとしました。お母さんの暖かさと、この男の子、お母さんのユーモアが楽しく表現された絵本だと思いました。
育児で疲れているお母さんや、ちょっとしたお友達へのプレゼントとしても、きっと喜ばれると思います。