エマおばあちゃんは、1人暮らしです。
子どもや孫が来た時はにぎやかだけど、
お客さんが帰ったら一人ぼっちで、故郷を思い出したりします。
誕生日のお祝いに贈られた故郷の絵をきっかけに
エマおばあちゃんは自分の好きなモノを描きだします。
来客があった後の一人の部屋はどれほど寂しいでしょう。
年を重ねて、体も思うように動かなくなるはずです。
(エマおばあちゃんは幸いとっても身軽で健康そうですが^^)
そんな時、自分が時間を忘れて取り組める趣味があるのは
とっても充実し幸せなことだと思います。
身の回りの飾らない自然や故郷や家族を愛する
優しいおばあちゃん。
こんなおばあちゃんになりたいなぁと思います。
でも、来客の後ひとりぼっちだということは
絵本のお終わりまで変わりません。
趣味があれば一人ぼっちでも本当に満たされるのかな?
と考えさせられました。
大人が読むと、自分のおばあちゃんや親を想ったり、
自分の将来を想像したり色々感じられるお話です。