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みにくいこねこ」 ととくろさんの声

みにくいこねこ 作:326(ナカムラミツル)
出版社:キノブックス
税込価格:\1,430
発行日:2015年02月
ISBN:9784908059063
評価スコア 4.11
評価ランキング 26,626
みんなの声 総数 35
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  • 家族を想う心☆ 受賞レビュー

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    ナカムラミツルさんの絵本です。
    即興で子どものために作った話だそうです。
    「みにくいあひるの子」を子どもに話そうとしたら、
    知っているからと嫌がられ、
    じゃあ「もしもみにくい子をその家族が受け入れていたら」?
    そんな経緯でできた本作「みにくいこねこ」。
    もとのお話も教訓めいてますが、
    こちらも家族のありかたについて、
    強いメッセージがこめてあります。
    ていねいにエピソードが重ねてあり、
    ミツルさんが子どもに話しながら、
    「家族」を強く強く伝えたかったんだろうなと感じます。
    イラストの軽快な感じからは予想できないほど
    物語は長いです。

    名前がとてもいいです。
    母がシキ、子どもがハル、ナツ、アキ、フユ。
    何があっても決して欠けることなどない、
    そう示してあります。
    不出来でも、
    同じ生まれでなくても、
    そばにいなくても。
    彼ら家族は
    いつもお互いを支え合い、
    想っているのです。

    ミツルさんの描く「家族」。
    とても愛情深くて、温かい。
    みんなの本当の想いも
    本当の自分も全て知った上で
    また仲よく家族で暮らすことができる―
    フユの何重もの幸せな結末に
    心癒されました。
    娘がもう少し成長したら
    親子でまた読みたいと思います。

    投稿日:2015/04/29

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