動物研究家アラン・ラビノヴィッツの実話です。
子供の頃から抱えていた吃音という発話障害を乗り越え、ジャガーを救うという約束を果たした美しいお話です。
吃りが治ったことはもちろん素晴らしいことなのですが、最初は吃りが治っても、自分は駄目な人間なんだという劣等感が抜けなかったことが読んでいて辛かったです。幼い頃からの心の傷というのは、コンプレックスが解消されたからと簡単に癒えるものではないんだと痛感しました。
それでも、動物学者になり、更にはジャガーの保護を訴えることができた、これは凄いことだと思います。
コンプレックスやハンディをもつ全ての人へ、自信を与えてくれるのではないでしょうか。