とにかく前向きな主人公のやせ猫。飼い主に捨てられても、雨が降っても、トラックに乗り込んでも、お腹がすいても前向き。
でも、、、、頑張り続けることができなくなったとき、人々が目をむけてくれます。それだけでまた前向きになれた猫。
別にエサをもらえたり飼い主になってもらえたわけじゃないんです。それなのに、見てもらえることが幸せだと感じる猫に、切ないけれどちょっとホロリとします。もっと幸せになってほしいから続編も出して欲しいと思います。
ちょうど、関東東北大震災のさなかに読んだので、全く先の見えない将来で落ち込んでいた私も、少し勇気づけられました。絵本の力って、すごいですね。