邦訳は千葉茂樹さんです。
原書は1965年に出版されているので、作品自体は結構昔のものです。日本ではわりと最近、2015年に出版されました。
なんで今までし邦訳されていなかったんでしょう?
しっかりした作品というのは、時代が変わってもやっぱりいいなと感じます。
主人公アンドルーは≪ものづくり≫が大好きです。
アンドルーの作るものは、ちょっとした工作の範囲を軽く超えて、建築とか芸術的な域に達していました!
こんなに作れるのに、家族は誰一人理解してくれない。
つらかったろうなぁと思います。
でも、その後の物語の展開が、また面白いです。
カラーではありませんが、1本1本の線で、丁寧に子どもたちの世界を描いてくれています。
どのページも見ごたえがあります。
ゆっくりたっぷり見れば見るほど素敵な世界が広がっていますが、遠目もちゃんと聞くので、読み聞かせにもお勧めです。
中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?