イチゴが赤い理由をとてもファンタジーに描いた作品です。
土の中にいるおばあさんが、春の訪れとともにイチゴに色をつけて歩くというもの。
でも笑えないのが、現在の異常気象を予知するような内容なのです。
季節外れにイチゴが生育し、おばあさんは急いで色塗りの仕事を始めます。
やっと仕上がったら、今度は雪が降ってきて、せっかくのイチゴは雪の中・・・。
でも、寒い時期の突然のイチゴは、野の動物たちへの素敵なプレゼントになりました。
ということは、最近のふしぎな天候の変化も、
誰かへのプレゼントなのか・・・?!
娘はこの本で、イチゴが食べたくなったようです。
今の季節に感謝して、いただきたいと思います。