仲良しだったお兄ちゃんが死んでしまいました。
妹のみなみちゃんにはお兄ちゃんの思い出がいっぱい。
そして、お兄ちゃんが病院に入院して、ひとりお留守番の時もじっと耐えました。
お兄ちゃんが死んで、お母さんから、みなみちゃんを一人で留守番させたこと、みなみちゃんの話をよく聞いてあげられなかったことを「ごめんね」と謝りました。
でも、みなみちゃんにはお兄さんが帰ってこなかったことが一番悲しいのです。
ケーキを買ってきても、お兄ちゃんの分も入れて4等分に切ります。
残されたものの悲しみがひしひしと伝わってきて、思わず応援したくなりました。
絵本はここまでだけど、みなみちゃんはお兄ちゃんの死を乗り越えていくのでしょう。
お兄ちゃんの分も精一杯生きて、お兄ちゃんのことも忘れずにいてほしいと思いました。