年長さんの姪に、お年玉としてプレゼントしたら、とても喜んでくれた絵本です。
私は、加古里子さんも、好きな作家の1人で、何年か前には、原画展も見にいきました。
原画展を見たときに一番印象に残って、じっと見ていたのが、この作品です。
1羽1羽のカラスの表情がとてもいいのです。
赤・黄・白・茶の4羽のカラスの赤ちゃん。名前は、リンゴちゃん、レモンちゃん、オモチちゃん、チョコちゃん。
そして、子ども好きのお父さんカラスとお母さんカラス。
そのほかにも、たくさんのカラスが出てきます。
そして、おいしそうなパン。
きょうりゅうパン、とんかちパン、てんぐパン、たけのこパン、くじらパン、ゆきだるまパン、テレビパンなどなど。
見開きページいっぱいに、こんがり焼けた、愛情たっぷりの、おいしそうなパンが並んでいます。思わず、食べてみたくなるようなパンばかり。この本には、80種類以上のパンが描かれています。
借りてきて読むのもいいけれど、何度も繰り返して見たくなるような本だと思っているので、プレゼントしました。
絵本を見ながら、お話が弾んだり、粘土遊びや、お店やさんごっこになったりと、自由に世界が広がっていくところも、この絵本の魅力だと思います。
大人も子どもも楽しくなる絵本だと思います。 お話と絵を存分に味わえます。