忙しいパン屋さんのお仕事をしながら4匹の子育てに追われるカラスのお父さんお母さん。奮闘する姿は現代の子育て家庭に重なりますね。
「オモチちゃん」「レモンちゃん」「リンゴちゃん」「チョコちゃん」。このなんとも言えないかわいらしい命名が娘たちの心をくすぐったようで、どのページも赤ちゃんたちを目で追っては成長を一緒になって見守りました♪
見開き一面に並んだたくさんのパンを見て、「どれがたべたい?」と選び合いっこをしたり、現代では馴染みのないものについて教えてあげたりと、何度でも楽しめます。
この絵本に出てくる他のからすたちも、それぞれに様々な個性を持っていて、カラスをここまで親しみのあるキャラクターに描き上げたかこさとしさんの魅力をあらためて感じます。
白いかざぐるまのところには一羽も並ばなかったところなんて、深層心理をついているな〜と思わずにやり…。大繁盛のパン屋さんに最後は大満足できます。