小学校低学年の頃、
学校の図書室で初めて手に取りました。
それから20年以上も読んでいませんが、
悲しく思ったことを、今でも覚えています。
初めて読んだ時には、
水爆についてまったく知りませんでしたから、
ただただ、
トビウオのぼうやが可愛そうで、
トビウオのお母さんが痛々しくて、
何て悲しいお話だろうと思いました。
子供心にも、
ぼうやの病気は治らないんだろうなと漠然と感じました。
最後に読んだのは、
学年が上がり、
原爆や水爆について少し理解し始めた時だったと思います。
卒業前でしょうか・・・。
理不尽な病気の原因を知って読むと、
本当に本当に可愛そうで、
小学生の私は、
それ以降は手に取る事さえ出来なくなってしまいました。
核がどんなに惨いものであるか、
知識としてでなく感情に訴えかけてくる、
素晴らしい絵本だと思います。
自分の子ども達にも、是非読んで欲しいと思っています。