絵を一生懸命描いていたら、友達にひやかされたのかしら…笑われたんだね。悔しい気持ちをげんこつにこめて、ぎゅっと握りしめた。
悔しくて悔しくてケンカになってったんだね。でも、暴力をふるったらどっちも悪いんだよ。手を出したらダメなんだよ。ケンカを止められて、またげんこつを握りしめたんだね。だって、相手が悪いのにって思って。
頑張って、頑張って相手を許して仲直りしましたね。げんこつを開いて仲直り。そうしたら、気持ちがスーッとして、最後はお母さんに絵のプレゼントができました。
良かったね。お母さんニコニコになりました。本当に良く頑張りました。
とても短い詩で、全く状況説明の言葉を使わずに、子どもの気持ちを表したすばらしい絵本だと思います。幼児さんでも小学生でもと共感できそうです。