けんちゃんは、お母さんが大好きなんですね。じんわりくるけれど、なんだか読み終わって悲しくなってしまいました。シングルマザーのお子さんって、こんなに我慢しているの? おかあさんが愛情をたっぷり注いでくれているのが分かるからこそ、きっと我慢するんでしょうね。シングルマザーではないけれど、小さい頃から、お母さんが透析をしていて、なんでも自分でやっていたという友人のことを思い出してしまいました。彼女もお母さんのことが大好きだったな。(勿論、そんな事情がなくたって、お母さんのことが大好きなお子さんが大多数だとは思いますが...) そして、この話と同じで、二人はとても深い絆で結ばれていたように、傍から見てて感じたものでした。この話ですが、正直なところ、母親目線だ空でしょうか、絵本として読むのには、ちょっとつらかったです。子供向きというより母親向きの絵本のような気がします。