町の真中を流れる川は、人々の生活と深く結びついています。自然の力も、川の様々な変化をもって、人々に教えてくれます。娘は、どうして雨が降ると川があふれるのか、どうして雨が止んだ後に川は土色をしているのか、どうして魚が川原に打ち上げられているのかと、いろいろな疑問を投げかけてきました。そして、散歩に来る2匹の犬の姿を追いながら、「きょうは、しろちゃんと くろちゃんは、はしのうえから みてるだけだね。」、次の日には、「きょうは、しろちゃんも くろちゃんも また おさんぽにこれたね。」と、川の様子を観察しています。他にも、カモが頭から水に潜って餌を探している様子を見て笑ったり、川原で赤ちゃんを抱いたお母さんを見れば、自分もまたお人形の赤ちゃんを抱いて、川原ののんびりとした風景に溶け込むように、川の流れに見入ったりしています。