小さなお子様向けの仕掛け絵本になっています。
名作「3びきのこぶた」をモチーフにしたものですが、最近の作家に多い、“みんな仲良し”を優先するタイプの内容で、弱肉強食や食物連鎖といった科学的要素は物語には一切描かれていません。
なので、オオカミが大きく息を吹いて葉っぱや森の木、家まで飛んで行って、出てきたぶたたちがどうなるのかというと……。
このおかみさんはお誕生日だったようです。
小さな子どもたちがひとりで読んでも、けがをしにくい素材、開きやす本の作りには好感が持てます。
訳が谷川俊太郎さんというのも、好感度は上がります。