題名に似合わない、キュートな表紙絵のひつじが主人公。
「オオカミ キケン!」の張り紙を見たひつじは、
「噂を信じてはいけない」「わからないことは自分で調べる」という
お母さんの言いつけを守り、その真相を探ります。
そのつぶらな瞳が、無垢な性格そのもののようです。
すると、意外にみんなの思い込みに過ぎないことがわかるのですね。
そして、お母さんに報告しようと帰宅すると、急展開!
こ、これは、かなり衝撃的です。
前半でも、思い込みという、深いテーマを考えさせますが、
後半は、別の意味で深いです。
小学生から大人まで、深く考えさせてくれる作品です。