まず、びっくりしたのが「死」というテーマをこんなにも面白おかしく描けるなんて!ということ。
面白くしようとすると不謹慎にもなりかねない、難しいテーマ。
ライトに見せかけて実はとても深い!本当に素晴らしいと思いました。
自分が死んだ後、どうなりたいか、どうしてほしいかについてをおじいちゃん自身が書いた、このあとどうしちゃおうノート。
これをおじいちゃんが亡くなった後に見つけたところから始まる物語。
不思議と死につきものな、悲しみとか暗さは皆無で、故人にも未来があるんだと前向きに捉えることができること、
そして生きている間にやりたいことがまだまだ沢山あることに気付くことができる、
と、本当にどこまでも前向きなのが良かったです。
私のおじいちゃんおばあちゃんも、どんな想いだったのかはもう聞くことは出来ないけれど、
こんな風に幸せに暮らしていて欲しいなと思いました。