図書館で見つけて読みました。石井桃子さんの絵本、古いはずだけど新刊っぽいと思ったら…昔の本を再編して新しく出されたものでした。これは買うしかありません(笑)
もう表紙の絵からしてかわいいですが、本文中に出てくることらちゃんや他の登場人物の絵も素敵です。石井さんのお話と深沢さんの絵とがぴったりと合っていて、魅力的です。
50年近く前(雑誌連載時はそれより10年近く前)の絵本のため、今は使われない表現があったり、今の価値観にそぐわない点もあったりするのですが、改変することなくそのまま載せてあります。だからこそ、ことらちゃんの魅力が削がれることなくいきいきと表現されているのだと思います。
ことらちゃんが本当にかわいくて、お気に入りの一冊になりました。
ちなみに、古い言い回しがあるため、10歳の娘には分かりにくい表現もあったようだということを書き添えておきます。