登場する老人の服装や、パンダや笹が出てくる風景などから
このお話の舞台は【中国】でしょうか?
題名の通り、元気いっぱいのサルと穏やかなパンダが登場します。
ひょうきんに おどけてみせたり 皆を驚かしたり…
サルは子供達の人気者でした。でも穏やかで寝ているだけのパンダも人気があり、
サルは面白くありません。そんなサルに言った老人の言葉に深みを感じます。
サルの言動は、まるで幼い子供を見ているようだと思いました。
一生懸命 自分をアピールして、認められたら 単純に喜び、
他の人が認めらたら地団太を踏んで相手の悪口を言う。
一方で 不満を行動で表そうとして、それが皆に迷惑をかけていることには
全く気付いていないんですよねぇ、きっと。
人の性格には良い点も悪い点があるし、ひとつの物事を取っても
受け取りようによって良くも悪くもなる。
物事は表裏一体で、どんな時も謙虚さが必要というメッセージを
この作品から感じ取りましたが、子供にはそこまで伝わらないでしょうねぇ。