我が家の娘も自動販売機が大好き!
1歳半くらいから、散歩の途中で自動販売機を見つけると、
テケテケかけて行って、取り出し口やお釣り口をパカパカしては手をつっこみ…
ボタンを押したがって小さな体で精一杯背伸びをして頑張ります。
そんな、子どもたちの大好きな自動販売機の絵本。
数のゴロ合わせで、リズムよく商品が飛び出してくるので、数字のお勉強にもなるかも(笑)
「1」のボタンを押したら「“いち”ご」、「2」のボタンを押したら「“に”んじゃ」が出てくる…
という、単純な繰り返しの内容ですが、出てくるものに意外性がありますし、
出てきた後も、それぞれの絵を追っていると、本筋とは別に、小さなストーリーが流れていて。
(「4」で出てきた「“し”らす」を、「2」出てきた忍者が、
忍術でほかほかご飯を出し、しらすご飯にして食べていたり…笑)
「3」で「“サン”タクロース」も出て来るので、クリスマスプレゼントにも良いかも。
もちろん、クリスマスは本筋には関係ないので、春夏秋冬楽しめます。
子どもたち、サンタさん、季節を問わず大好きですしね。
1から10まで、たくさんのキャラクターや商品が出てきて、最後はどう終わらせるのかな?
最後に出てくる、ある乗り物、これもきっと子どもたちの胸躍らせるでしょう。
とても躍動感あふれるその乗り物に乗って、自動販売機から出てきたモノたちはどこかへ行ってしまいますが、
その先を、子どもたちが自由に想像するのもきっと楽しい。
自動販売機の世界に帰って行くのかな? それとも、出てきた世界を旅しに行くのかな…。
全てを説明するなんて無粋な終わらせかたではなく、読者にゆだねてくれる。
子どもたちの想像力をふくらませる絵本です。