お馴染み、「ともだちや」シリーズ。でも、俳句で読むと、まるっきり新世界!!キツネとオオカミの気持ちが、一場面ごとにぎゅーっと濃縮されたような読み応えがあります。
娘にとって、俳句は初めて触れる「日本文化」で、最初こそぽかーんとしていましたが、五・七・五のリズムを教えてあげると、すぐにその場で作り始めました。
最初のページ(春)を見て、娘が思いついた句は、
「はるがきて おはないっぱい はなばたけ」。
「くさぶえ」(夏)のページでは、
「ちょうちょうは そらとびながら たびをする」。
「ゆきだるま」のページは、
「12がつ ゆきがふるから あそべるね」。
最終ページの夜空を見て作った句は、
「おほしさま わたしのゆめを かなえてね」。
オオカミとキツネのふたりが、自由に気持ちを表現することの楽しさを教えてくれたんですね。私も、俳句に出会ったのが、国語の教科書の中でなかったら、もっともっと小さいうちから楽しんで作れたかもしれないな、と思いました。
ぜひぜひ心がやわらかいうちに触れさせてあげたい作品です。