海藻や砂などを使って描いた、コラージュの絵本です。
一見、写真なのか絵のか分からない感覚になります。
お話は・・・
男の子が海に仕掛けたわなが何かに引掛って取れなくなり、友達と海の中に潜ります。
それまで小さな魚が船の中で死んでしまっても何も感じなかった男の子の意識が、海の中の世界を知ることにより、変わってくるというもの。
コラージュの仕方が独特で、一ページ一ページ芸術作品を見ているかのようでもあります。どんなふうにして作っているんでしょうね。とても興味あります。
この絵本を作るにあたって、作者の方は何度もタスマニアの海に潜り、探検し観察し、そして海藻やカイメンや砂など自然にあるものを使って作り上げたそうです。
オーストラリア原生自然保護協会賞受賞というのも頷けます。
美しい海や自然を大切にしたいという気持ち、絵本から伝わってきます。