シャムのお姫様のお話。
エキゾチックで温暖な、南の空気を含んだえほんです。
お話は夢と現実、あの月と六ペンスのサマセットモーム詩伯、
絵は童画の父、武井武雄画伯。
一羽のオウムを亡くした末娘のお姫様が、
一羽のウグイスの美しい鳴き声に助けられ、
やがてそれは誰にも独占できない自由というものだと
一人気付かれるのです。
相手のことを気遣うと簡単に大人はいうけれど
業の深い人間です、葛藤をしているあなたはいませんか。
このえほんを読みながら、こころを洗い流しましょう。
サマセットモームの現実に、感謝。
武井画伯の空想に、感謝。