友人が、読み聞かせの勉強会で紹介してくれました。
スズキコージの濃厚な絵ですが、このわくわくするおとぎ話にとてもよく合っています。
お話は、お姫さま(美人)が無理難題を言って、それを見事クリアした者(貧しい正直者)がお姫さまと結婚し、王さまの後継者となるというよくあるパターンのものですが、わかっていながら、ドキドキしてしまうのです。
次はどうやって、この問題を解決するのか、果たしてお姫さまは降参するのか、最後には上手く行くのだろうと思いながらも、そこに至るプロセスを十分に楽しんでしまうのです。
勉強会で読み聞かせてもらった、私たち大人もとても楽しみましたし、教室で読んでもらった6年生の娘達にも好評でした。
ただ、このお話、最後に「二人はキスをする」というシーンがあるのです。
この一言があるために、別の友人は、6年生の息子さんに、絶対教室で読まないでね、と言われたそうです。
そのあたり、娘達はなんとも思わなかったようなので、男の子の方が、もしかしたらナイーブなのかもしれません。