妖精の衣装を作ろうと思い立ったルル。
お母さんに「手伝って」とお願いしても、お母さんは「忙しい」というばかり。
その夜ルルはベッドの下で、猫に襲われそうになっていた妖精を助けます。
お礼に三つの願いをかなえてもらえることになり、最初にお願いしたのは――「あたし、妖精になりたい!」
外国では、日本よりも『妖精』や『小人』の存在が身近なんだろうなと感じさせられる絵本でした。
妖精になったらこんなことができるんだ、ということが子供にもよくわかったようです。
朝になるとルルは元の姿に戻っていて、妖精に出会ったことも遊んだことも夢だったのかとがっかりするのですが、実は妖精の魔法がまだまだ続いていた、というところが素敵でした。
ルルの一番のお願いはきっと、三つ目だったんでしょうね。
毎日忙しいお母さん。
いつも「忙しい」ことを理由にしないで、子供とじっくり関わっていかないといけないなと少し反省させられてしまいました。