とにかく、飯野さんの絵がとても好きです。迫力があっていつも引き付けられます。あくびが色々な人にうつる“面白さ”“習性”をとてもよく捉えた絵本だと思います。個人的にお父さんと子供の顔がよく似ているところが好きです。そして、髪型までも個性的でそっくりなところも好きです。あくびをすると絵から涙があふれますが、とても良く本物の涙のようでついじーっと見入ってしまいました。喉の奥まで細かに描かれていて豪快です。娘に読み聞かせしている私にももれなく”あくび”がうつるという”おまけ”までいたたけた本でした。幸せなあくびを感じられる素敵な1冊です。