主人公のぼくは、赤ちゃんの世話をしているママに話しかけます。
「ねえ ママ、 きょう おべんとうのじかんにね」
「いま いそがしいから あとで ゆっくりね」
しばらくたって、キッチンに立つママに話しかけます。
「あのね ゆうくんが ぼくのね」
「ちょっと まってて。 いま てが はなせないから」
いつも忙しいママは、ぼくの相手をしてくれません。
怒ったぼくは、ママが10人いたらとスケッチブックに色々なママを描きます。
そしたら……。
スケッチブックから、ママが10人出てきたではないですか!!
ぼくは大喜び。
ママにしてもらいたかったことを、それぞれにしてもらいます。
この絵本は、ママがさらに増える雰囲気で終わります。
最後には1人に戻るだろうと予想していたので、意外でした。
ぼくは、本当のママがいいとは思わなかったのですね。
私にも子どもがいます。
だから、
後回しにすることは、なるべくしないようにしよう!
と決心しました。