落語の絵本は、無条件に「わははー」となるものと
人情味があふれるものがありますね。
この本は、人情話の方です。
ぐうたらの主人が、酔って大金を拾ってきたものを
ネコばばせず、届け出
主人には「夢だったのよ」という女将さん。
月日がたって、酒をやめ真人間になった主人に
酒をすすめながら「あれは夢じゃなかった」と言ったとき
主人は「また夢になっちゃいけない」と酒を断ります。
この流れがもう・・私は泣けて泣けて・・・。
(その時の絵が、幼い息子なんですよね・・)
シリーズ本の「しにがみさん」もそうだけど
人間の心を深く探ってくる
とても染み入る一冊です。