サンタクロースは男の人、という固定概念を覆す設定に拍手です。
しかも、物語は意外に重厚、驚きました。
サンタ一家に生まれたポポちゃんが主人公。
おじいちゃんがサンタクロースなんですって。
もちろん、クリスマスは一家総出で大忙し。
ところが今年は、おじいちゃんが途中で体調を崩して、ポポちゃんが代理でプレゼントを届けて回るのです。
そこで出会った子どもたちが、たくさんの気づきをポポちゃんに与えてくれます。
そう、声が出ない男の子、戦禍で過ごす女の子、家族に恵まれない兄弟たち。
「メリークリスマス」という言葉の重みを感じさせてくれます。
小学生くらいから、しっかりと受け止めてほしいです。