宮沢賢治が農業高校の先生であったことは知っていましたが、
子どもの頃から石が好きで、
鉱物や元素についてここまで詳しい人だったとは知りませんでした。
自分が鉱物についてもっと知識があったなら、
賢治の本を違った側面から楽しめたのかと思うと自分の不勉強さが残念に思われます。
今まで知らなかった賢治の人となりがわかり、とても興味深かったです。
しかしながら、この本は、
宮沢賢治の著作に詳しいのはもちろんのこと、
元素や鉱物に詳しい人前提の本かなと思われます。
高校時代化学は苦手で、
現在息子とともに元素と鉱物を再勉強している身には少々難しく、
鉱物の部分は理解できない箇所が多々ありました。