年中息子にとって、「強い」というのは憧れ。
重要なキーワードです。
テレビで見ているヒーローは強くてかっこいい。
でもねえ、「強い」って相対的なもんだったりするからね。
この絵本は、タイトルを見ただけで、息子が「借りて」と図書館で言いました。
表紙をみたら、怖そうな狼。
普段の息子なら、絶対えらびそうもない絵本なのですが、やっぱり「つよい」には弱いのかしら?
強い狼は、道で出会う動物たちに声をかけます。
「いちばんつよいのはだれだい?」
うさぎも、赤ずきんも、三匹のこぶたも、七人のこびとも、
「それはあなたです」と答えます。
おれは森のあばれんぼう、いじわるちゅうのいじわるだ!
と自信満々の狼。
けれど、小さなヒキガエルが言います。
「一番こわいのは僕のママさ」
うーん、いろいろと面白い場面もあるのですが、
どうも、このオチが素直すぎるような気がします。
それまでがとても面白かったので、期待しすぎてしまったかな?
ちょっと残念なような気がします。
子どもには分かりやすいとは思うのですが…