中国の歴史の奥深さが この絵本から感じ取れました
四川省大涼山のイ族に伝承されているお話です。 どこの国にも継母は、自分の娘はかわいく 継子にはつらく当たるものなのですね!
実のお母さんは死んでも子供を守ってくれているんですね・・・・
人は死んでいきますが このお話のようにアーツを守ってくれているのが 何だか 人の血のつながりを感じました
小野かおるさんの絵は 人の表情をうまく表現されていて民族衣装が きれいです!
少数民族が なぜこんなにも きれいな民族衣装を着ていたんでしょうね?
自然の美しい色が ふんだんに用いられているのが なかなかステキです
おはなしは アーツは継母にいじめられながらも 牛やかささぎにたすけられ 一番鶏が鳴く前に帰るという約束で守られています
若者チムアムとの出会い 銀のうでわが鍵になるのですが
継母のむすめがいくら アーツにばけても 真実にはかなわない
嘘は ばれてしまうという 教えです。
めでたしめでたし アーツは チムアムと又元通り仲良く暮らせるのです 女の子が かわいい! (この子は 前の妻の子かしら? こんな事思わなくても良いかな?)
うそ* 真実* 誠実さ* 何を大切に生きる事が大事か
人の生き方を昔の人は 後世の人間に伝承するためにこのような民話にして伝えてくれているのがありがたく思えます
いつまでも語り継がれていくでしょうね!
伝承の持ち味を大切に保ちながら再話されたのが嬉しいです