娘が園で読んでもらった絵本です。
偶然その場面に出くわした私は、表紙絵がかわいいなとの印象だけでしたが、なんて素敵なお話なのでしょう!
子供ってこういう気持ち、ありますよね。
お化粧だってしたいし好きなお菓子だって食べたいし、お母さんお父さんのやっていることに興味津々。でもやっぱり寂しいの。甘えたいの。
そんなことを娘自身がよく言っています。
「だけど大人になっても(大きくなっても)寝る時は抱っこしてや」
ちびくまくんとまーったく同じ事を素で言っていましたっけ。
子供心をよく表している所も良かったのですが、母としては母グマに感心しました。
「早く大きくなりたいな」という小さな話の種を、こうして膨らませてあげるお母さん。私ならその場の返事だけで終わっちゃいます。
大きくなった気分を味わったちびくまくん、さぞ楽しい一日だったことでしょうね。お母さんとも密着できて、とても充実したのではないでしょうか。
子供が5歳近くにもなると、手をかけて遊ぶのがつい億劫になってしまいます。私だけかしら。
絵本だけの世界で終わらせずに、時々は本気でつきあってあげなくちゃなぁ。互いの身体に触れて遊ぶなんてことが少なくなってきた。
人間だっておんぶしながら走ったり、追いかけっこしたり、身体の上に乗せたりできますものね。