日本語で詩作するアーサー・ビナードさんと、重厚な絵の田島征三さん。
お二人のコラボなら、と手に取りました。
新潟県の集落の廃校を空間絵本として再生させた、
絵本と木の実の美術館でのコラボの延長で生まれた作品だそう。
母マムシの視点から、森を体感します。
独特のオノマトペは、詩人のアーサー・ビナードさんならでは。
生き物たちの、生々しい存在感は、田島征三さんのフィールドですね。
出産のシーンは神秘的です。
付録のあとがきには、マムシの生態について詳しく書かれてありますので、
それを読むと納得です。
やや難解ですが、小学生くらいから、感じることはできると思います。