宮沢賢治の短い童話が2作入っているお得感の高い絵本です。
たかしたかこさんが素晴らしい「おきなぐさ」や、宮沢賢治の童話の世界の風景を描いてくれています。
「いちょうの実」は単独で別の絵本にもなっていて、こちらは及川賢治さんがイラストを描いています。
どちらも捨てがたい「宮沢賢治」の世界が描かれているので、そばに置いて、比較しながら読んでみるのも面白いかもしれません。
たかしたかこさんの「おきなぐさ」の方は、主役のおきなぐさ以外の風景にもとてもこだわりを持って描かれている気がしました。
手前の方の草花や空の色なども楽しみながら読んでもらいたいな〜と、思います。