のら犬と、ある家族との心温まる出会いのおはなしです。
郊外にピクニックに行って、一家は、おりこうで人なつこい子犬と出会います。子どもたちは大喜び!一緒に楽しく遊んで、名前もウィリーとつけました。でも連れて帰ることはできません。だって、ウィリーにはちゃんと飼い主がいるかもしれないから。でも、もしかしたら、のら犬かも?
家に帰ったみんなは、ウィリーのことが気になってしかたがありません・・・
次の週末、同じ場所で、ウィリーは、のら犬係のおじさんに追いかけられていました。機転を利かせて救いだした子どもたちは、ついにウィリーを家族に迎えます。
家に帰って、ウィリーを公園で散歩させている子どもたちの姿。最初の公園の絵との対比が子どもたちの気持をよく物語っています。犬が大好きだったんですね。良かった!
絵本の古典とも言える『はなをくんくん』の絵を描いたマーク・シーモントさんの作品です。ウィリーの絵本が出版された時、半世紀以上を経て、年を重ねてもずっと絵本を描き続けていらっしゃることにまず驚きました。そして、その作品が若々しくてみずみずしくて、またまたコールデコット・オナー賞を受賞されたことも素晴らしい!
子どもと一緒に読んで、幸せな気持ちになれる絵本です。