こんなに寒くて、何となく全てが暗かったり白かったりする冬、みんなはどうやって過ごす?
その答えが、色々な形で現れます。
食事のたくわえをしたり、早々に寝床にもぐったり、暖かい場所を目指したり。
主人公のキツネがどういう選択をするのか、そこがハイライトではあります。
それと同時にそれぞれの動物たちが冬と向き合い、それぞれのための時間をしっかりと生きていることも、このストーリーの醍醐味です。
子どもと一緒に、自分だったらどんな風に過ごしたいか話しながら読むのも楽しいです。
私たちは、おいしいものをたくさん食べるのが良いよね!!という結論に(笑)。
冬という「孤独」や「厳しさ」をキツネのようなやり方で乗り越えるのも、もちろんとても素敵で大事な方法ですね。