マシュリカの旅」 PDさんの声

マシュリカの旅 作:リブシェ・パレチコヴァー
絵:ヨゼフ・パレチェク
訳:くう編集部
出版社:編集工房くう
税込価格:\1,540
発行日:2005年11月
ISBN:9784903003016
評価スコア 4
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みんなの声 総数 1
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  • 魔法のことば

    • PDさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子8歳

    本当に、本当に美しい絵本です。
    挿絵の1枚1枚が絵画として成立していて、画集のようにも思えます。

    マシュリカというのは主人公のリボンの名前ですが、奥付にも書かれているように、原書にはリボンに名前は無く、ただの「リボン」と表現されているようです。
    日本へやってきて名前がついたことによって、よりその存在がはっきりと浮かび上がった気がします。

    そもそも、リボンが主人公という時点でわくわくします。
    マシュリカは旅をしながら、あまり幸せではない動物や植物たちを「魔法」で幸せにしていきます。
    でも魔法と言っても本当は・・・?
    絵本の中のマシュリカとウサギの会話の言葉を借りれば、
    「これがきみの魔法なの?」
    「そう。でもこれは、たんなるきっかけ」

    マシュリカはただ単純にみんなを助けてあげるのではなく、みんなが自分の力で幸せを得る方法を見つけさせてあげます。
    その魔法の言葉の数々を、実際に読んで確かめてください。
    ちょっと文章が多いのと、ルビがない漢字もあるので、読み聞かせ用か、お子さんが自分で読むには小学校2年生以上が適当だと思います。

    投稿日:2007/11/25

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