『LOST AND FOUND CAT』が原題。
ほんとうにあった、難民のかぞくのおはなし、と副題にあります。
2015年8月、イラクのモスルから出発した難民家族の実話です。
お母さんと子ども5人、そして、白猫のクンクーシュ。
運び屋の運転する車などでの逃避行。
途中で迷子になったクンクーシュ。
難民の様子が浮かび上がります。
そして、ボランティアなどの協力で、無事、国を超えて再会した奇跡、
まさにインターネット時代ですね。
そして、文中に登場するダグとエイミーによる文章ですから、
まさにドキュメンタリーです。
難民の現状が伝わってきて、支援ボランティアの存在が心強いです。
小学校高学年くらいから大人まで、このエピソードに触れてほしいです。