もちろんこの本は6歳の娘はとても気に入って、お話に引き込まれていました。
でも、本当に心にじんわりと来るのはお母さんかな。
なぜかポケットの無いカンガルーのお母さんケイティ。子供思いのケイティは、ポケットが無いので息子のフレディをどこにも連れて行くことが出来ないことが悲しくて仕方ありません。
でも、ケイティは前向きに解決方法を探し始めます。
それは森の中から街へ。
街では心優しい人に出会い、ケイティはとうとうフレディをどこにでも連れて行けるすべを得ます。
そして、森に帰ったケイティは小さい仲間達にもその愛情を一杯そそぐのです。
私は、ケイティの母としての強さに見習うべき点をみつけました。
自分の子供だけではなく、他人にも愛情を分け与えられる強さも。
私もケイティのような母になりたい…いや、なろうと思いました。
この本のテーマや、ケイティの胸の内には読んでいて胸がキュンキュンしてきますが、絵が『おさるのジョージ』のH.Aレイさんなので、かわいらしくまとまっていて、子供にも親しみやすい本です。