ひだきょうこさんの絵が好きです。
この絵本も夜の世界が美しく描かれていて、絵を堪能することができました。
ストーリーもゆったりとしていて、静かな夜の世界にぴったり。こうもりさんに歌を誉められたふくろうのホロンは、森の仲間たちのために歌の会を開きます。みんなが起きるのを待ってはじめたのに、聴いているうちみんなはだんだんと夢の中へ・・・。
がっかりするホロンにかける仲間たちの言葉はあたたかさに満ちています。みんなホロンの歌が大好きなんですね。
すてきな絵本でしたが、ひとつ難点が。ホロンが歌う部分が、私にはうまく読めない(歌えない)のです。せっかくの絵本の魅力を、私の音痴のせいで損ねてしまったのが残念です。