女の子が朝保育園に行って、夕方帰ってくるまでのお話。
朝、お父さんの自転車で保育園へ向かいます。途中、友達のことや遊びのことを話しています。おばあちゃんや友達に会ったら挨拶もします。昼は先生や友達と遊んだり、給食を食べたり、いろんなことをして過ごします。夕方のお迎えはお母さん。一緒に買い物をしてからお家に帰ります。女の子はカニさん歩きをしてみたり、壁の穴を覗き込んだり、あちこちで立ち止まったり、座り込んだりしています・・・
見事なまでに女の子の目線で描かれた作品。朝の登園時は自転車に乗っているので、街中のものがすっかり見えています。楽しそうに喜んで保育園へ向かってる様子が伺えます。夕方の退園時は徒歩。女の子の目線には、大人たちの下半身しか入っていません。混み合った所ではお尻がいっぱいだし、壁の穴も大人にはきっと気づかない。女の子があらゆるものに興味を示している様子がよく現れています。
大人と子供は背の高さも違うし、歩く速度も違う。目線の高さはもちろんのこと、目を向けるものも違ってきます。普段大人が何気なく通ってる道も、子供たちにはきっと様々な発見があることでしょうね。たまには時間を気にせず、子供の目線、子供の速度で街を歩いてみるのもいいかもしれないですね。