おばあちゃん、おじいちゃんと一緒に暮らしていると、小さい頃から暮らしていても思春期に入るころ子どもの心は揺れ動くようです。
私の友達のお家も一時期子どもと祖父母との格差が出て大変だったと聞き、どう対処したの?とたずねたとき紹介させた絵本です。
痴ほうで段々脳が萎縮されて記憶もなくなってしまう
手のかかる大きな赤ちゃんになってしまう「キヨちちゃん」を孫のこうちゃんは『大好きだよ』と言います。
はじめは大嫌いでした。でも・・・大好きだよといいます。
切ないお話です。
家では対応できなくなり施設に預けることになってしまったけどこうちゃんは会いに行きます。
ほとんど忘れているキヨちゃんでも・・こうちゃんがくると嬉しくて、こうちゃんが帰ってしまうエレベーターのドアを2時間も見つめているのだそうです。
何も覚えてなくても今こうして理解して目を見つめ『大好きだよ』と言ってくれる人がいるということは今・・キヨちゃんは幸せなんだと思います。
私も介護という現実になったとき読み返したい1冊で、
わが子にも
いつかきっと大事な大事な1冊になる絵本だと思います。