図書館の新しく入った本のコーナーで、黒人の坊やがうれしそうにとびはねてる表紙が、ひときわ目につきました。
タイトルどおり、うたうのが大好きなぼく。
朝起きて、夜眠るまで・・・日常の中でささやかな喜びに触れるたびに、歌をうたうだけの、ストーリーとしてはかなり単純です。
でもね・・・☆5つつけて、おすすめしたいのは・・・見ているだけで、こっちまで歌いだしたくなるような、坊やの表情です。
なんて、生き生きしてるんでしょう!
ささやかな毎日を、こんなにも喜べるなんて、歌っていいな。今、暗い顔をして、ため息をついてる、世界中の人に、歌う喜びを届けられたら・・・と、本気で思ってしまうくらい、素晴らしい絵本です。
そして、うたうのが大好きなこの男の子が、こんなに幸せそうに笑っていられるのは・・・歌の力はもちろんですが、あたたかい家族がいるからでもあります。
パパとつないだ手、ママのおいしい料理、かわいい妹の安心しきった寝顔・・・どれも、うっとりするくらい素敵です。
暗い悲しいニュースが後を絶たない、今の時代に、本当に大切なものは何か?!気づかせてくれます。ぜひ、多くの方が手に取ってくれればいいな。