ひろくんとゆうちゃんという兄弟たちが、
おじいちゃんやおばあちゃんの待つ田舎に帰り、
大掃除を手伝い、お餅をついて鏡餅を作り、
「おしょうがつさん」のために準備します。
除夜の鐘を打ちに行ったり、
私も小さい頃、夜中にお寺に行くのワクワクしたなぁ・・・とか
懐かしく思い出しました。
大晦日の市場の賑わいなんて、
絵から声が聞こえてきそうなリアルさ!
日本の昔ながらのお正月風景を描いていますね。
この絵本、月刊絵本の「こどものとも」として発行されたのは1989年で、
それが、ハードカバーとして発行されたのが2010年11月。
ということは、20年の時を経ても、今なお、お正月の風景は、
多少の変化や風化はありつつも、さほど変わっていないということ。
だって、この絵本読んで、今も私たちは共感できるんですもんね!
それってすごいことですよね。
「成人式を迎えた絵本は本物」と言われていますが
まさにその通りだと思います。
うちも、お正月は田舎の旦那の実家に帰省で、
雰囲気近いので、子どもも共感して読めました。