かわいい小さな10人の海賊たちが、また一人また一人と
へっていく……なんて聞いたらゾクリとしますが、
そんなホラーな絵本ではありませんのでご安心を!
作者は「リトルロボット」も書いたということもあって
とても楽しく引き算を学べる絵本となっています。
また、文章が七五調に訳されているので、日本語訳が
とても聞きやすく、リズミカルに読み聞かせができるようになっていました。
私が
「いまなんにん?」
と言ってページをめくれば、子供たちは
「いま〇にん!」
と。すぐに覚えられる、もうみんな夢中で言ってきます。
また、
「あの子がいなくなった!」「だれがいなくなった?」
と大騒ぎでした。いなくなる理由も少々過激(?)なところあって
「えっえ〜!!」「かわいそう!!」
と、ツッコミ満載、楽しい読み聞かせができる絵本でもあります。
おまけの発見で、ところどころに登場してくる生き物の数も同じように減っていることに気付いている子もいましたよ。
絵本を細かく見ながら親子で一緒に読んでもいいし、
みんなでリズムにのって言い合いながらもあり、
楽しく学べるカウント絵本だと思います。