くまの夫婦が待ち望んだ赤ちゃんが「さかな」?
とっぴのない展開が、養子縁組みした赤ちゃんが難病だったという夫婦がモデルと知り、さかなに象徴された重さについて、改めて感じ直しました。
生まれた子どもが障害を持っていたら、親は愛情と苦しみの板挟みに始終することを実感していますが、このお話は養子縁組みした赤ちゃんです。
重いテーマなのですが、くまさんたちが、さかなちゃんの世界に入っていこうとすることに感動を覚えました。
理解し共に生きるという決意なくしては有り得ない光景です。
しかも森の動物たちも水に入っていこうとするのは、祈りに似た意思表示に思えました。
親が読むべき絵本ですね。