8歳の息子と読みました。
私も小さいころに読んで大好きだったお話。
息子も保育園時代に読んだことがあるようですが、
「おじいさんがお地蔵さんにカサをかぶせて、
えーっとその後どうしたんだっけ?」というところで
記憶がなくなってた私たち。
今回、松谷みよこさんの素朴で暖かい文章で
二人で一緒にストーリーをおさらいしました。
お正月のしたくをするためにお金が必要だったことや、
売れ残ったかさをお地蔵さんにかけてあげたことなんて
一番大事なところなのにすっかり忘れていた私。
てぶらで家に帰って来たおじいさんを責めることなく、
暖かくむかえてあげたおばあさんの優しさに、
外の雪空とは対照的なぽかぽかとした雰囲気を感じます。
亡くなった6人のこどもをお地蔵さんに見立てていたのは
この一冊ならではの説のようですが、
とっても素朴で暖かく、寒い冬の夜に是非読みたい一冊です。